613日目 辞書的現象としての日記の終わりと、学術的テーマ

 

目覚めると、カーテンの隙間から朝の光が零れていました。こんなに早寝早起きするなんていつ振りだろう。清々しい目覚めだ。

……そして私は、直ちに気がついたのです。昨夜、日記を書かずに寝たことに。

 

612日間、ですか。ひとたびも休まず、毎晩日記を書き続けた日数。

ようやく記録が途切れる頃には、実に20ヶ月という期間が経っていました。

「記録を伸ばそう」という意識は早々に消え、ただ習慣として、当たり前のように書き連ねた日々。そんな毎日の終わりはあまりにも急に、呆気なく。

 

切れ目のない旅路に、ついに訪れた終わり。

今までありがとう。また、どこかで。

 

 

 

 

 😮⭐😮⭐😮⭐😮⭐😮⭐😮

 

今年度から所属している研究室は修論のテーマ決めの要求がかなり早いので、自分が興味を持っていてかつ研究としての味が出得るテーマにはどんなものがあるか、過去の日記を見返しながら考えてみようと思います、の会。

 

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都市計画学

Cities: Skylinesにどハマりしていたことから分かるように、元来私は都市空間について考えるのが好きで、ついには専門にしてしまいました。上に貼ったリンク先のプレイ画像をちらっと見るだけでたちまち胸がドキドキしてきて、今すぐゲームを起動したくてたまりません(一度始めると講義も何もかも手につかなくなるのでやりませんが)。

とはいえ、ゲームのように総合的・包括的に「都市」というものを扱うのはあまりにも曖昧で、かつ傲慢。研究という行為においては、もっと狭いテーマにフォーカスする必要があるでしょう。

 

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顔゛が゛い゛い゛は、修論にはなりません。

 

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公共交通論

公共交通、とりわけ鉄道と地下鉄の構造に興味があります。構造と言ってもトンネルの形ではなくて、乗り換えネットワークとか、あるいは交通網が都市構造の発達にどう影響を与えるのかとか、そういうやつ。

まあしかし、この辺りはある程度語られつくした分野ですね。どうしてもやるのならば、斬新な切り口を考える必要がありそう(難しい話!)。

 

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空間の秩序について

単に「モノがごちゃごちゃ散らかった部屋は落ち着かね~」というだけの日記ですが、そこから例えば「都市空間における秩序の度合いと住民の生活行動への影響」とか、そういう風に拡張することはできるかもしれません。

 

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歴史地理学

要はブラタモリですね。この回は我ながらかなり面白いので、ぜひ読んでみてください。

……んでもまあ、面白いし楽しいけれど、このテのは「なるほどね~!」で済んでしまう。目的意識とか学術的価値とか、そういうのをブチ上げられる気はしない。

 

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空間認識について

この回で図解までしている「エリア意識」の考え方は、個人的に結構強いテーマ。

交通手段によって街の捉え方は変わる。もっとミクロな例で言えば、キャンパスのどこに研究室があるかによって、その人が把握するキャンパスの全体像も全く異なる。とか、そういう話ですね。

 

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ァ゛顔゛が゛い゛い゛!゛! は、修論にはなりません。

 

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汽車ぽっぽ

ん~、やっぱり鉄道網の話は好きだなあ。でもまあ、担当教授の強みとか研究室の土壌とかで、どうしても扱いにくいテーマというのはあるわけで。交通を絡めるのは構わないと思うけれど、そこからどうやって空間論的なテーマに繋げていくかがなかなかの鬼門。

 

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表象空間論

空間の受け止め方という題材においては、メディアの影響を考えるのも面白いかもしれない(あるあるだけど)。いわゆる「Cool Japan」の空間を現実世界のどこに見出せるかとか、もしくは「The Backroom」みたいな不気味な空間の成立要件とか?

ちょっとどういう手法になるのか見当もつかないけど、妄想するぶんにはタダですから。

 

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あ゛顔゛良゛~!! は修論にはなりません。

 

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顔゛が゛い゛ぃ゛ぃ゛!!!!!!!ギギギッギギ は修論にはなりません。

 

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街の様相について

結局のところこんな感じで、まずは実際に街を歩いてみて、それから何をするか考える方が良いのかもしれない。都市を扱いたくば、まずは都市を知ることから。

 

……とまあ、こんな感じかな。う~ん。漠然とした把握で「こういう話好きデ~ス」くらいは言えるんだけど、研究ってのはやっぱ、もっと内容を絞って、きっちり問題意識と仮説を持ってやるもんだからさ(というか、そうでないとジュッチに突き返される)。

やっぱり知識が足んないんだよな。何かを明らかにしなきゃ! となったら、そもそも現時点で既に明らかになっていることは何なのか、そこを理解しておかないと。

無知無能の自覚はあるので、これからしばらくは専門の本や論文をインプットすることを意識していきます。五月病にならんうちに、ね。