573日目 【全駅踏破】大井町線トイレマップを作ろうず!

 

 こんばんは! きりちにです。

 

 お恥ずかしながら私、お腹が弱くて。電車に乗って移動していると急に苦しくなって、慌てて途中下車するということもしばしば。

 ところが、駅の構造は駅の数だけあります。ですから、意を決して途中下車したというのに、反対側のホームにしかトイレが無かった! とか、設備が古くて快適じゃなかった……。とか、そんなアクシデントに見舞われることもあるのです。

 せっかくお出かけ気分を損なわないためにも、どの駅にはどんなトイレ設備があるのか、という知識を持っていると便利ですよね。改札内? 改札外?

 そこで、ついに私は思いつきました。ちょっくら試しに全部の駅で降りてみて、全線を網羅するトイレマップを作ってみれば良いではないか!

 

 さて、今回の舞台は東急大井町線。品川区の大井町から川崎市溝の口までを繋ぐ、東急電鉄の中堅路線です。

「台場・有明方面のアクセスや、東急各線の相互間連絡を担うなど、「東急各線の守り神(ないしは「母」)」と称されている。」

  ~ 出典:アンサイクロペディア

 

 さあ、それではさっそく大井町駅から旅をスタートしましょう。マジで全駅降りちゃうからッ!

※本記事の「個室数」等は全て男子トイレ準拠です。何故なら私は男子なので。

※先に言っておきますが、大井町線は全駅ウォシュレット完備です。偉いッ! 凄いッ! 儲かってるッ!

 

 

大井町 OM01

 大井町線の路線名を冠する始点駅、大井町駅。JRやりんかい線と繋がる重要な拠点です。

 

 トイレは改札入ってすぐのところにあります。さすがに始点駅だけあって、4個室もあり非常にキレイ。

 

 品川区庁舎周辺は未来的な冷たさを感じさせる街並み。

 

 しかし、駅を挟んで反対側にはディープな路地裏街もあります。サイバーパンク2077か?(筆者は飲み屋街の経験が無い)

 

 

下神明 OM02

 影は薄いけれど、立体迷宮のような雰囲気を纏うカッコいい高架駅。すぐ近くを新幹線が交差する様子も見られます。

 

 トイレは改札内、2番ホームへ上がるエスカレーターのそばにあります。2個室あって、とてもキレイ。

 

 足音の少ない静かな道を行きますと、デカいヘリポートがありました。敷地内には屋外トイレも。

 

 あと、ガード下の絵の中にハゲがいます。

 

 

戸越公園 OM03

 最も庶民派の香りがする駅。以前よく乗ってた私鉄はこんな感じだったな~。

 

 トイレは1番線(溝の口方面)にしかありません。歩道橋で渡れたりとかもしないので注意が必要。1個室のみで、正直やや汚い(といっても他社のローカル駅に比べれば立派ですが)。

 

「ホッ・・・とすとりーと」。商店街の名前に三点リーダーが入ることってあるんだ……(というか三点リーダーにすらなってないし)。

 

 蛍光ピンクとイエローが目にチクチクするクラタデンキ。

 

 

中延 OM04

 都営浅草線と乗り換えられるのに、急行が停まってくれない。ちょっと扱いが可哀想な高架駅。

 

 トイレは改札入ってすぐ。個室は2つ。快適度はまあ、普通かな。

 

 改札階に降りてきて外に出るとすぐにユニクロがある。便利! あと銀だこにめっちゃ並んでた。

 

 ちょっと歩くと、広い車道に面して高級パン屋「考えた人すごいわ」がある。こんな名前を付けようと思える度胸がすごいわ。

 

 

荏原町 OM05

 再び地上駅です。なんとなく空が広いね。

 

 トイレは1番線(溝の口方面)に個室が1つのみ。取り立ててキレイでも汚くもない。

 

 駅を出て坂を上がっていく方面に、八幡山法連寺と旗岡八幡神社がありました。ちなみに敷地内に野晒しのトイレがありますが、まあお察し。

 

 店名のひらがなを全て合成したアグレッシブなロゴの中真商店。

 

 

旗の台 OM06

 池上線との乗換駅です。まだラッシュ前だったけど結構混雑してたな。

 

 トイレは池上線との乗り換え通路上、1番線と2番線があるので2箇所にあります。それぞれ2個室ずつで、そこそこキレイ。

 

 池上線のホームは材木の屋根が美しいのよね。

 

 出口のうちのひとつ、寂れた商店街の方から奥に入っていきますと、複数駅を繋ぐ長い長い遊歩道の始点が。

 

 

北千束 OM07

 おそらく大井町線で最もコンパクトな駅。周辺は完全に住宅街で、まあ正直あんまり見るもんがない。

 

 かなり狭い駅なので、トイレは改札入ってすぐ横にキュッとなっています。個室は男女兼用。別に汚くはないけど、なんとなく薄暗く感じる空間でした。

 

 ホームが高架の上まではみ出ているので、停車中の電車の下をくぐることができます。面白い。

 

 工事中のでぇ更地(大更地)があり、遠くの空が見渡せました。

 

 

大岡山 OM08

 東京工業大学の入口に面しており、地下にホームがあるレアな駅。目黒線の乗り換え地ということもあり、なかなか立派な面構え。

 

 トイレは改札内の地上階にあります。個室が3つ用意されていて、かなりキレイです。

 

 駅前にも目立つところにトイレがありました。当然ながら汚いけれど、散歩ルートに設定しておくと安心そう。

 

 まあ本当のことを言うと、大学構内入ってすぐの建物のトイレに行ってしまえばSランクの快適性が享受できるんですけどね。でも学生証がないと不法侵入になるので注意。

 

 

緑が丘 OM09

 街自体は地味ですが、駅は新しく凛とした佇まい。

 

 改札内にあるトイレが非常に広々としてキレイでした。駅の規模に見合わず3つも個室がある。

 

「遊歩道あるじゃん!」と思って歩いて行ったらクッッソ細い公園だったの巻。

 

 ホームの端から、黒海苔で覆われた現代版の魔王城みたいなビルが見えます。

 

 

自由が丘 OM10

 東横線の乗換駅だけあって、街並みはなかなかの繁盛っぷり。

 

 トイレは各ホームの狭い通路沿いにあります。1番線(溝の口方面)には1個室、2番線(大井町方面)には2個室。そこそこキレイだけど、ちょっと忙しない感じ。

 

 飲食店の格であったり、金融系の数であったり、そこはかとなくリッチな感じ。だってフレッシュネスバーガーだぞ?

 

 少年が心臓を餌に釣りをしています。

 

 

九品仏 OM11

 ホームの長さが電車より短くて、ドアが開かない車両がある。それくらい小ぢんまりとした駅。

 

 トイレはホームの真ん中に男女兼用が1個室あるのみ。ただし、外見に反して中はそこそこキレイです。

 

 駅を出てちょっと歩くと九品仏浄真寺の参道が見えて来ます。かなり敷地が広いお寺です。

 

 参道沿いは戸建ても多く、静かで上品な町並みでした。だんだん太陽が落ちて来たな。

 

 

尾山台 OM12

 ローカルな風合いが残る地上駅です。

 

 トイレは各ホームにあります。1番線(溝の口方面)は1個室で、やや汚い雰囲気。一方、2番線(大井町方面)は男女兼用でコンパクトですが、設備はそこそこ新しくてキレイでした。

 

 街路樹を電飾が渡るオシャレな街並みです。飲食店・手芸店が多く、なんというか「ムード」に包まれている。

 

 なんで?

 

 

等々力 OM13

 どうしても「とどりき」って読んじゃう。「とどろき」です。もう完全に夜だわいな。

 

 ここのトイレは改札外にあるので注意! ただし、1個室しかありませんがかなりキレイです。逆に考えれば、散歩時に便利ということ。

 

 ご覧ください、立派な等々力渓谷を。うん、そうだね。見えないね。もっと早い時間に来れば良かった!

 

 玉川総合支所とかいう立派な建物があります。……が、そんなことはどうでもよくて。ずっと歩き通しなのでめちゃくちゃ腹が減ってきた。

 

 

上野毛 OM14

 ここも地下駅です。疲れて頭が働かなくなってきている。

 

 えっ? 天井に穴開いてるじゃん! いいの!?

 

 トイレは個室2つでそこそこキレイ。ただし正面口の改札内にあり、北口側から行こうとするとかなり遠回りになるので注意。

 

 何の気なしに歩いていたら二郎と出くわしました。そんなに並んでる感じも無かったので、サッと二郎系が食べたいときに便利な穴場かもしれない。

 

 

二子玉川 OM15

 多摩川を渡る橋のたもと、ドデカい商業ビル群の中心にある駅です。大井町線トップクラスの規模感!

 

 トイレは改札内、ホームへ上がる階段の近く。田園都市線との乗換駅だけあり、さすがに3個室は用意されています。そこそこキレイ。

 

 いやァ~デカいなァ。縁がなさそうなリッチな店ばかり入ってる。世田谷区、金持ってんな~。

 

 マジのデパ地下に入ってしまった。パンが1個500円くらいした。カヌレがあったので日を改めて買いに行きます(ローソンのしか食べたことない)。

 

 

二子新地 DT08

 二子新地・高津には止まりません。

 

 トイレは改札内にそこそこキレイなのがある。個室は2つ。正直言って面白みには欠ける(16駅も見てきたらそりゃね)。

 

 いや~しっかし、大都会を見た後だとすごく安心するなあ。いかにも「新地」という名にふさわしい地味さだよ。

 

 ……と、ここで空腹が限界に達し我慢が決壊したので、チェーンっぽい中華料理屋に入って晩飯を食べました。こんな夜に食うチャーハンセットは5割増しで美味い! まあチャーハンとラーメンはぼちぼちだけど、ギョーザがマジでジューシーだった。

 

 

高津 DT09

 高 津 に は 止 ま り ま せ ん

 

 改札内のトイレを覗くと、意外にも個室が3つと充実。清潔感もありました。ただ、個室の充実度に対して駅そのものの空虚さがすごい。

 

 駅からちょっと歩くと、ボウリングがあるタイプのラウンドワンが見えて来ます。空も広いし、郊外の街並みって感じ。

 

 澱んだ川面にちょっとだけ頭を出したまま動かない三角コーン。悲しいね。

 

 

溝の口 OM16

 さあさあさあさあ! 終着駅だよ! JR駅やバスターミナルとくっついていて非常にノイジーだね!

 

 トイレは改札内、ホームへと続く階段のそば。3個室があり、そこそこキレイです。てか、田園都市線並走区間である二子玉川溝の口のトイレはどこも普通にキレイで、逆におもんないくらいでしたね(良いことです)。

 

 見よ、夜空に屹立するマルイとノクティを。川崎市のプライドを見せてやる! という気迫を感じる。

 

 タイステにはグルコスが4台もあります。そういう意味で、溝の口は聖地とも言える。

 

 

 はあ~ァ! 終わった終わった終わった! お疲れさまでした! きっちり歩き切りましたね。

 今回は男子トイレの個室数・場所・清潔感を見てきましたが、まあ結論としては基本的にどこで降りても大丈夫ですわ、大井町線は。先述の通りウォシュレット完備だし、ほんと~に安心して乗れる路線だと言えますね。

 ただやっぱり、一部には片方のホームにしかトイレが無かったり、改札外だったりする駅もありました。腹痛時にそのような駅で降りてしまうと結構ショックなので、そういったアクシデントが起こらないようにマップを作っておきましょうか。

 

 はい! こんな感じでしょうか?(手描きでごめんなさい!)

 駅間が短いとはいえ、例えば2番線(大井町方面)の荏原町戸越公園あたりに差し掛かるとしばらく快適性・利便性が下がります。腹痛に限らず、飲み過ぎて吐きそうな夜なんかにも(わずかながら)有用な情報が得られたかもしれませんね。

 

 というわけで、大井町線の全駅を踏破して来ました!

 帰りが遅くなり、筆の運びも思ったより進まなくて、まさかの25時過ぎ投稿になってしまいました。気合い入れて書いたのがアホみてぇな時間ですね。

 トイレのことは一旦置いておいて、こうしてみるとやっぱり、元気な私鉄に乗りまくって街並みを散歩するのは楽しいですね(途中めっちゃ疲れてたけど)。皆さんも東急線沿いのビッグな散歩にチャレンジしてみると盛り上がるかもしれませんよ~。

 

 あ、ワンデーパスを買うのをお忘れなく!