768日目 一反応でしかないということ

 

人ってありがたいな!という気持ちと、人ってキモいな。という気持ち。

街って美しいな!という思いと、街ってダルいな。という思い。

そして、そう思う僕自身が、輝かしくもあれば消えてほしくもある、人や街の包括的システムの一部でしかなく。

こんな思いも想いも、どんな蓄積も、橋から身を投げればあっという間に消えてなくなる、泡より軽い一反応でしかないということ。

 

それを真剣に悩むでもなく、ただ疲れからくる戯言として片付けてしまうことこそが、人間が自然に会得している「生きる」ための方策であるのかも知れないけれど。

己のうちにある保身用具としての軽薄さを捨てて、真剣に考えてしまったら、俺はどうなるのだろう?

と、いうことを考えながら川べりを歩いた夜でした。