1003日目 外れ値

 

シャワーを浴びている間だけは情報の洪水に身を任せることができないので自らの頭の内から湧きあがる数多のネガティブな発想にびっしょり濡れそぼることができます。困ッたこったね。

第一に思うのは、人生のステージが上がるにつれて段々とソロゲーからレイドゲーに変化してきて、詰んでるな~ってことです。就活をしてると、よくそのことを思います。鈍感ぼっちちゃんの私には見えないところで、数多の情報が飛び交い、現役もOBも入り乱れて交流し、一体的な協力関係を作り上げて着実な成果を挙げていきます。入口がそうなのだから中身もそうと考えるべきで、就職後に続く長い長いお勤め生活は(不条理を呑むことも含めて)他人に頼ったり頼られたりするのを苦としない人がパイを奪っていく日々になるでしょう(少なくとも、企業体においては)。どうもそういうのは俺にはしんどい。けれども「しんどいな~」と思っているだけであり、積極的に拒んだりなどは一切していないのですが、なんとなく情報戦における無能感が足元に滲んでいるのでしょうか、誰にも手を取ってもらえず、気がつけば俺だけがぽつんと……ということが日常茶飯事です。「いや自分から手を伸ばせよ」。そうかもしれません。でも俺としては最大限に仲良くしているつもりなのだ。みんなどこで水面下のパトロンを作っているのでしょうか、まるで見当もつきません。

第二に、まったく別の話ですが、最近は過去の特定の失態を思い返して「あ~~~~~~~~~~~死にてえ~~~~~~~~~~~」と顔を覆うのではなく、なんかもっと漠然とこう、一定の空気感(例えば「大学」とか)をぼんやりとイメージするだけで「あ、もう殺してください。はよ」と思うことが増えてきました。たとえ実際はとても楽しいコミュニティだったとしても、ふとした瞬間に「俺、あのコミュニティに完全には入り切れてないな」と考えた瞬間に、あらゆる過去の出来事が(実際は99%問題ないにも関わらず)全て黒歴史であるかのような気がしてきて、なんだか過敏症みたいな反応になってしまいますね。や、本当に死を願っているわけじゃないんだけども。

そういえば(これも無関係な話題なのですが)昨日、だらだら酒をかっ食らいながらボドゲに勤しむという愉快な趣向の会があったのですが、どうも体調か何か思わしくないのか自分でも不明なことに、趣旨に反してほとんどグラスへの手が伸びず、結果ほとんど酔っていないただの「疲労人」となってしまい場の盛り上がりに水を差すという救いのない動きをしていました。こういうのが積み重なって「なんか俺、ダメだな。外れ値だ」という自認が深くなっていきます。

何を書いたところで、特にゴールの無い話ですね。風呂を上がってまでこんなことを考え続けていたってしゃあない。かといって、本筋はこれからいろいろの対策をすべきなのですが、もはや開始前から負け戦の気分で、一向に食指が伸びない(そういう気の持ちようが不調の原因だと自分で分かっていても)。さあ、ひとと話そうか。適当に飲んで早く寝るか。どうしたもんかな。