217日目


弟とキャッチボールしながら語り合いました。彼も来年から大学生。いよいよ実家を離れ、自分なりの生き方を探し始めるときが来ます。

姉はもう立派な社会人だし、私とてカスですが一応一人暮らし。三兄弟それぞれに独自のスタンスがあって、互いに距離を置きつつあって。ざっくばらんに話せることもあれば、隠すべきこともある。

価値観のズレをかなり感じます。たとえば結婚のこととか。弟は「人生のゴールは結婚」くらいに思っているので、私に対して「彼女いないの?」などと茶化すことに躊躇がありません。こちらの事情としては独身希望なのだけれど、そのへんを力説しても仕方がないので、適当にあしらって次の話題へ転換するのが賢い。

こんな感じで、兄弟の距離がどんどん広がっていくのを感じます。まあ、溝が深まりさえしなければ、後は何だっていいのさ。


また、私たちが少しずつ大人に近づくことで、かつての「大人」の象徴すなわち両親のことが、少しずつ分かってきます。だって子供は親に似るから。私が大学時代にやったあれこれをおそらく父もやっていただろうし、2人のこういう関係にはこういう裏があるんだろうという見当がついてくる。

そのうち姉も弟も、イイ感じの王道人生を歩むことになるのでしょう。両親と同じルートを辿って。そんなとき、意欲やら何やらが足りないダメな私は、一体何をしているでしょうね。「何してるかよく分からんおじさん」の枠になるのでしょうか。私ができる貢献はなんでしょうか。


眠いので推敲なしで投げときます。変わるものと変わらぬものの間を彷徨いながら。