70日目 ゲーム世界に浸る病

 

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ティーンエイジのワクワク感を思い出しながら……

おぎぎぎ。目が痛い。

今日はお昼前に起きて、ちゃちゃっと冷凍チャーハンで腹を満たし、さっそくペルソナ4の続きを始めました。トイレ以外ほとんど休憩を挟むことなく、10時間以上ぶっ続けでプレイ。もうかなりヘトヘトで、いまは気合いだけで日記を書いています。

 

十何時間も画面に齧りついてゲーム世界に浸る行為は、昨年の夏から罹患している一種の病気のようなものです。

娯楽に厳しいうちの実家には、家庭用ゲーム機がありませんでした。親の目を盗んで3DSを弄るばかりだった私にとって、ハイエンドゲーム機は憧れの一品だったのです。

進学して一人暮らしが始まってから半年後に、中古のPS3メタルギアVを購入。インスタントな欲求を満たせればいいやと、このときはぼちぼちの楽しみに留めていたのですが……。

やはり、大好きなことにはこだわりたい! ピカピカの新品が手元に欲しい!

2回生前期の期末テスト直前に、いよいよ憧れのPS4が届きました。胸の高鳴りを感じながら挿入したディスクは「ニーアオートマタ」。そのグラフィックの美しさ、アクションの爽快さ、そしてアンドロイドたちに待つ運命の非情なことといったら!!

……気がつけば、届いた日の昼から二日後の昼まで、総プレイ時間35時間があっという間に過ぎていました。

最低限の仮眠と食事は摂ったけれど、酷使のあまり眼球に痛みが走り、両手がブルブル震えています。しかし、この胸のうちには「神ゲーを遊び切った」という何物にも代えがたい充実感が溢れていたのです。

そして翌日のテストで不出来を晒し、60点ギリギリの温情採点で自尊心を傷つけられました(いよいよ堕落が決定的に)。

とまあこんな感じで、長時間ぶっ続けでゲームを味わうことの気持ちよさを知ってしまった私は、以降さまざまな大作タイトルに挑戦し、画面の中の豊かな世界に陶酔するようになりました。およそ一週間を費やして走り切った「ペルソナ5」を筆頭として、たくさんのエモーショナルなゲームを踏破するに至ったのです。

 

推敲しながら書いていたら結構な文字数になりました。ゲーム体験について語ることほど楽しいことはありませんね。

やっぱり俺、創作よりなにより、ゲームが一番好きなんだわ。(cv. サイレンススズカ)

 

せっかくなので、プレイ途中の「4」について所感を。

常々推している「5」の最大の特徴は、ゲームプレイのスムーズさ・スタイリッシュさです。これに比べると「4」は、良い意味でテンポが悪いというか、程よい歯応えがあります。ターン制バトルにバトンタッチシステムが無かった頃は、弱点を突けないノーマルなスキルにも出番があったんだなあという驚き。てか敵に主導権握られまくり。こんなに道中で死ぬとは思いませんでした。

それから「4」は物語の雰囲気がとても明るいです。「5」では演出力が強化されたのもあって、少年少女それぞれが持つバックボーンの重さがそこそこ目立っていました。しかし、のどかな田舎町で高校生活を送る「4」の仲間たちは青臭くてアホっぽくて、たいへん仲良しこよしな感じです。どっちの作品が優れているとかはありません。東京のスタイリッシュな高校生活も、田舎の快活な高校生活も、どちらも最高すぎて憧れてしまいます。

あとは、作品の年代差がジェンダー観の違いとして現れているのが面白かった。なんかエロ系のネタが多くて草。年を経るにつれてアトラスの変態度が薄まっている……?

 

やべ。もう日が回りそうなので整頓せずにこのまま出します。明日は課題しなきゃだけど、はやく終わったらゲームの続きしよ。そうしよ。