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きりちにっき99日間の文字数です。
来る日も来る日も心を込めて丁寧に文章を……なんて高尚な気持ちでやってきたわけではないけれど、立ち止まって数えてみれば10万字超え。これは一般的な文庫本1冊に相当する文字数です。
手元に1冊の本があります。タイトルは『太陽の塔』。
『夜は短し歩けよ乙女』などで知られる小説家・森見登美彦のデビュー作で、冴えない男子大学生(京大3年)が主人公の青春小説です。時に可笑しく、時に切ない、すったもんだの恋の顛末……。大学生活のリアルな情感に満ちた作品で、高校時代の私にとってはバイブルともいえる1冊でした。
きりちにっきはその『太陽の塔』を、文字数で見れば上回ったことになります。文章の出来はともかくとして、いかに男子大学生のリアルを描くかという点では憧れの作品を越えることができた……と言っていいのかしら。
幸いなことに、日記という形式でありながら何人かの読者にも恵まれ、毎日心を新たに書き続けることができました。
あくまでただの日記なんですから、決して偉業だと勘違いしてはいけません。けれど、節目の今日くらいは、少し自分の肩を叩いてやってもいいかもしれない。
ちなみに、最も文字数が多かったのは3661文字のこちらです。
ゲームネタはすごく気合が入るので文字数もだいぶ多くなります。やっぱりゲームのオタクトークこそが天職なんじゃないか(そんな仕事は無い)。
一方、文字数最小はこれ。
なんと0文字(画像のみ)。こんなん上げといて「今日も更新したぜ」なんてドヤ顔で言っていいのか。
ともあれ、きりちにっきは今日を以って100周日を迎えることができました。
本日建立した100周日記念像の写真を貼って、お別れとしたいと思います。
ありがとうございました。