私の母校には「日々課題」なるものがありました。一日一枚、数学の小問を詰め合わせたプリントが配られるのです。
一日あたりたかだか三十分。けれど、何年間も休まず続ければ、大きな蓄積になります。今思えばあの日々課題は、自分で頑張ることができない生徒たちのために考案された、愛のログインボーナスだったのです。
日々課題の偉大さを再確認すると共に、来年の合格に繋がる手立てが少し見えた気がした。そんな日でした、今日は。
さて、帰り道。周りの受験生たちが「マジヤバい」「自信無いわ～」などと陽気にはしゃいでいます。
一匹狼の私は苛立ち、不貞腐れ、孤独を感じながらキャンパスを去りました。
……という流れに、なるはずだったんですけどね。
不意に「おつかれ～」と呼びかけられて振り向くと、一人の同級生が傍へ寄ってきました。遠い昔に話したっきり、まともに連絡を取ることも無かった、頼りない風貌の男。しかし彼は、今でも私のことを「話しかける間柄の知り合い」だと認識してくれていたのです。
駅まで共に歩き、同じ電車に乗って最寄り駅に着くまで、ぽつぽつと世間話をしました。お互い人見知りで、話しぶりはたどたどしい。けれど、不用意に傷つけまいとする控え目な優しさに、同類だという親近感を覚えました。まあ、俺なんかより幾分も優秀な男だけれど。
駅の出口で別れたのち、一人で感慨に耽ります。ごめんよ、どう転んでも来年の俺は同じところにはいないんだ。でも、正直嬉しかった。ありがとう。密かに応援しているよ。
……さて、長かった冷夏もいよいよ終わりがけです。なんかもう、本当にどうでも良くなった。負け戦が確定した今、逆に清々しく感じるというか。二週間後に笑顔でいられる自信は無いけど、どのみち地球は回るんだから、苦しい時間はさっさと走り抜けて、また能天気な笑顔を皆さんにお届けしたい。
いろいろ終わったらやりたいことを書いておきます。
・鬼レモンでぶっ壊れて皆に看病される回（よろしく）
・Pixivリクエスト再開
・そろそろ新曲入れへん？
・メガテンDSJの続きやる、ついでに他のゲームもやる
・？？？
・ウマ娘復帰！！
・日記もガンガン書いていきます。チャレンジさせたい料理とか募集中です
