78日目 ペルソナ4の要点4つ!

 

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※無印版のジャケ

こんばんは。きりちにです。

ようやく「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」の真ルートを走り終えました!

ということで今日は完走した感想をば。ゲーム内容の紹介と半々くらいで。

ネタバレが無いように気を付けなくちゃ……。

(一部Steamストアから画像をお借りしています)

 

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のどかな田舎町で起こった奇怪な殺人事件

物語は、高校二年生の主人公が地方都市へ引っ越してきたところから始まります。

何もないことが取り柄の、穏やかな田舎町。しかしある日、芸能人のスキャンダルが絡む怪奇的な殺人事件が発生します。

主人公ら高校生たちは事件の真相を探るべく、未知の異世界に足を踏み入れます。

 

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ペルソナが覚醒!(汎用性の高い画像)

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認めたくない「裏の自分」が暴走

主人公たちの冒険の支えとなるのが、人間の心の化身である「ペルソナ」の能力。

自分自身の本心と向き合って、全てを受け入れたとき、異世界で戦うためのチカラが授けられます。

事件の真相を追いかける旅路は、少年少女の心が成長していく道程でもあります。

 

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明るく元気で、ちょっとアホな、頼れる仲間たち

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臨機応変に策を練るのが楽しいワンモアプレスバトル

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5にも引き継がれた総攻撃カットイン! ボコボコボコ

ペルソナシリーズ伝統の「ワンモアプレスバトル」はやっぱり面白い!

 

大まかにご紹介しますと、敵の弱点の属性を突くと行動回数が上乗せされるので、積極的に弱点を狙って有利に戦闘を進めよう! というシステムです。

敵との相性を見て柔軟に対応する必要があるので、強力なスキル一辺倒にならず、パズルのような刺激的な戦闘を楽しむことができます。

この独特のバトルシステムは以前も記事にしたことがありますね(当方、ペルソナ5のオタクをやっております)。

 

kiritiny.hatenablog.com

 

ただし、上の記事に書いた「5」のシステムとは異なる点もあります。

今回プレイした「4」にはバトンタッチシステムがありません。5では味方同士でバシバシ行動を繋いで、スパッと気持ちよく敵を一掃することができました。しかし4では、味方に託したいタイミングでも、普通に敵の行動が割り込んでくるわけです。

頻繁に敵味方のターンが入れ替わるので、ゲームスピードはやや遅く感じました。一方で、弱点を突けない状況でワンモアが発生するたびに、単純な物理攻撃スキルやバフ・デバフを賢く選択する必要があるので、戦闘の歯応えという点では非常に面白みがあったように思います。

 

ちなみにスキルの属性は7種類ありますが、後発作品の10種類に比べるとバリエーションが乏しく感じます。どうしてもスキルの属性が被ってしまう味方キャラがいて、二人を同時に前線に並べづらいのは少し寂しかったかも。

 

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商店街で聞きこみ

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家族や友達、町の人々と絆を深めよう

ペルソナの魅力はやっぱり、冒険の傍らで描かれる楽しい高校生活です。

異世界で戦闘に身を投じている彼らですが、もちろん本業は学生。一緒に授業を受けたり放課後に遊んだりして友情を深め、時には殴り合い、また時には互いに惹かれ合う。限りあるかけがえのない日々を共に過ごして、主人公は仲間たちと絆を育んでいきます。

固く結ばれた絆はペルソナのチカラとなり、戦闘に活かされます。積極的に人々と交流しようというモチベが生まれますね。

私は1周目で全ての絆を回収することはできなかったので、未知のイベントを見るためには2周目に挑まなければなりません。まあ、身近にいる大切な仲間たちとのイベントは最低限拾ったし、あとは動画なりwikiなりを見て補完しようかな(疲弊)。

 

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みんなで原付免許取って海に行くぞ行くぞ行くぞ

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夏祭りにも行くぞ行くぞ(居候先の従妹も一緒に)

ところで、私が常々推している「5」に比べて「4」は全体的に雰囲気が明るいんですよね。めちゃくちゃ青春。

5の物語は「弱きを助け強きを挫く」というテーマが根底にありました。強大な力に対して必死に抗おうとする物語なので、仲間たちはそれぞれ苦しみを背負っていて、サラッと笑い飛ばせないような重いシーンも結構あったというか。

一方4の仲間たちは、どちらかというと「ひょんなことから」冒険が始まったという感じであり、元から大きな悩み(=動機)を抱えていたらしき様子はあんまりない。そのおかげか、真剣な物語の合間にちょくちょくアホっぽいシーンが挟まったりして、とても朗らかな気持ちにさせられました。

 

他にも、4と5で雰囲気の違いが生まれた要因はいくつかあります。パッと思いつくものを箇条書きで。

・5は4に比べてグラフィックの演出が向上しているので、シリアスなシーンの没入感が高まっている。

・私自身が地方都市出身なので、田舎の高校生には親近感がある一方、都会の青春には大人っぽさやミステリアスさを感じている。

・4が発売された頃と今とでは人々の価値観が変わっている。

 

価値観については結構掘り下げ甲斐があります(ペルソナシリーズの根底にあるテーマとも響き合うところがあるかも)。

ペルソナシリーズには今のところポリコレの波は押し寄せていないのですが、新しい価値観の影響を受けている点はちょくちょく見受けられます。一例を挙げてみましょう。

4は性欲をベースにしたネタが割と多めです。真剣なシーンももちろんあるけれど、一方でギャグ的な扱いというか、2021年現在に新作として出したら荒れそうだなってシーンもところどころ存在します。

しかし5の物語では、高校生たちは性的な脅威に対して正面から「NO」を叩きつけます。このへんになんとなく、古い価値観と訣別しようという意思が表れているような気がしないでもありません。

 

……真面目なフリをするのはやめましょう。

お色気シーン万歳!! ドキドキ興奮するシーンは創作だからこその醍醐味ですよね!

スケベさが隠しきれていないからこそ、4の高校生たちはある意味すごくリアルに見えるんです。

まあ実際スケベなのは男子だけかもしれんけどね。女子からしたらお色気シーンなんてはた迷惑かもしれないし、そうじゃないかもしれない。世の男女がどんなことをやってるのか、陰キャワイはな~んにも知らん。

 

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温泉ンンン!!(他にもいろんなシーンがあるけど大体ネタバレになるので秘匿)

なんかもう2時間くらい書いてない? 疲れました。だからここらでサッとまとめちゃおう。

 

ペルソナ4の要点は4つ!

・高校生たちの活躍を描く怪奇ファンタジー

・歯応え抜群でめっちゃ面白いバトル!!

・温かい友情!!!

・熱いスケベシーン!!!!

 

初めは5の理解を深めるための余興のつもりでプレイしていましたが、終わってみれば余興なんかにゃ勿体ないマジの傑作でした。

4は5に比べて価格が安い(2000円弱)うえに、PCで遊べるというメリットもあるので、これからは両作品のオタクとして、場面に応じてオススメを選ぶという形で推していこうと思います。

ヤバ! 課題やってないじゃん! サヨナラ!(爆発四散)

 

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青春を追体験させてくれてありがとう