こんばんは。きりちにです。
突然ですが当方、ペルソナ5のオタクでございます。
今日は日記のネタが無いので、ペルソナ5で採用されている戦闘システム「ワンモアプレスバトル」をアピアピしたいと思います。
ボス戦BGMを聴きながらどうぞ。デデデデ!!!! ↓
さて、まずは一般的なRPGの戦闘をイメージしてください。
雑魚敵と戦って経験値を溜めて、攻撃力と防御力を高める。敵の猛攻にしっかり耐えて、しっかりとダメージを叩き込む。
バフ・デバフ(ステータス上昇・下降のスキル)やバステ(状態異常)を使って、戦況を有利にする。
まあ、こんなところかな。
コツコツとレベルを上げることで着実に強くなれる、達成感に満ちた素晴らしいシステムです。
ワンモアプレスバトルも、基本的にはこのシステムを踏襲していますが、これに加えて独自の「ワンモア」という行動が採用されています。
ペルソナ5にはさまざまな技属性が存在します。物理・銃撃・火炎・氷結・電撃・疾風・念動・核熱・祝福・呪怨の10種類です。また、味方キャラおよび敵キャラにはそれぞれ弱点の属性が存在します。
攻撃スキルで相手の弱点を突くと、大ダメージを与えられるだけではなく、相手が一時的な行動不能(ダウン)状態に陥ります。同時に、攻撃したキャラはもう一度攻撃を行うことができます。これが「ワンモア」です。
ポケモンで例えるならば、タイプ相性が有利な技をぶつけるとこちらの行動回数が増えて、相手のターンが後回しになるというイメージです。
既にダウンしている敵からはふたつめのダウンを奪うことはできません。しかし裏を返せば、ダウンしていない敵がいる限り、こちらは何度もワンモアを狙うことができます。
既にお分かりかと思いますが、ワンモアプレスバトルでは弱点を突けるか否かで圧倒的な手数の差が生まれます。
味方の攻撃手段さえ充実していれば、敵に一切の行動を許すことなく完膚なきまでに叩きのめすことも珍しくありません。
一方で、有効な手段を取らなかったり、攻撃を回避されたりすると、相手側に流れが移って苛烈な反撃を浴びるハメになります(運が悪いと1~2ターンでパーティが壊滅するくらい強い)。
これこそがワンモアプレスバトルのスリルの神髄です。
ペルソナ5にはこれに加えて「バトンタッチ」と「総攻撃」というシステムが導入されています。
「バトンタッチ」は、味方キャラがワンモアを得たときに自らもう一度攻撃をするのではなく、仲間に行動権を渡すことができるシステム。バトンタッチされたキャラは攻撃力がアップします。
「総攻撃」は、敵キャラを全員ダウンさせたときに発動する強力な全体攻撃です。超カッコいい演出とともに、敵をまとめてフルボッコにします。
それでは「ワンモア」「バトンタッチ」「総攻撃」が揃うとどうなるか?
例えばこんなチャートが発生します:
敵A(火炎弱点)、敵B(疾風弱点)、敵C(電撃弱点)、敵D(銃撃弱点)が出現!
↓
パンサーがアギで敵Aを攻撃! 敵Aがダウン! ワンモア!
モナにバトンタッチ!
↓
モナがガルで敵Bを攻撃! 敵Bがダウン! ワンモア!
スカルにバトンタッチ!
↓
スカルがジオで敵Cを攻撃! 敵Cがダウン! ワンモア!
ジョーカーにバトンタッチ!
↓
ジョーカーがガンで敵Dを攻撃! 敵Dがダウン!
↓
ジョーカーの総攻撃発動! ボコボコボコボコ!
↓
THE SHOW'S OVER......(一枚絵)
最速十数秒であっという間に決着。ドチャクソ痺れるド派手な演出つき。
かつてこんなに通常戦闘でアドレナリンがドバるゲームがあったでしょうか。
気持ちイイ~~~~~~!!!!
もちろん、ペルソナ5にはバフ・デバフ(ステータス上昇)やバステ(感電状態・凍結状態など多数)も搭載されています。
特にバステはワンモアシステムに大きく関わる要素です。例えば、敵の弱点属性を突けるスキルがなかった場合も、凍結状態にさせた上で物理の攻撃をぶつければテクニカルダウンを取ることができます。
たとえ弱点の存在しない強敵が出現しようが、戦略次第ではなんとか乗り越えることが可能です。部位破壊系のボス戦など、パーティが窮地に陥れば陥るほど、あらゆるシナジーの試行錯誤を楽しむことになるでしょう。
ただし、闇雲に片っ端からスキルを使うのは危険! 敵キャラによっては、弱点属性だけでなく無効属性や反射属性もあるんです。
以上の説明を見ると、ワンモアプレスバトルは煩雑で難しそうだという印象を与えるかもしれません。しかし、このシステムをきわめて遊びやすくガイドしてくれているのがペルソナ5のすごいところ。
ジョーカーの相棒・モナちゃんが、敵キャラの状態や味方のピンチを察知して助言してくれます。また、WEAK! や TECHNICAL! といったUIで有効な攻撃が明示されるのもありがたいポイントです。
スリルと爽快感に満ちた、最高にゾクゾクする戦闘システム、それがワンモアプレスバトルです。
前身となった「プレスターンバトル」も含めて、JRPG史上最高のシステムと呼ばれることもしばしば。
やっぱりRPGは刺激的な戦闘があってこそ、ですね。ペルソナ5オタクの一人として、ワンモアプレスバトルに挑戦する同志が現れることを楽しみにしています。
それではオチも思いつかないのでこのへんで。おやすみなさい。