娘や息子。あるいは伴侶、恋人。
過去の人々にとっての、宗教。
現代においては「推し」と呼ばれるもの。
全てを委ねられる拠り所があれば、人生は豊かに、人間は勇敢になります。
今日はたいへん早起きいたしました。
が、だからといって素晴らしい一日になるわけではないのが悲しいところ。
スマホを弄ってみても、何ひとつ面白くない。
ケンタッキーをテイクアウトしてみたけど、微妙な満足度。
昼間からはずっとゲームをしていましたが、無二の趣味であるのにあんまり充実感がない。
いや、アサクリはすっごく面白いんです。んですけど、貴重な時期をだらだら過ごしているという罪悪感が重く圧し掛かってきて、心から楽しめていない気がする。
アサクリの世界では、誰もが自らの拠り所のために命を懸けて戦います。
主人公のバエクは、殺された息子の仇を討つために。
女王クレオパトラは、エジプトに生きる全ての民のために。
名もない幾千幾万の農民たちも、家族・宝物・信じる神のために覚悟を決めて生きています。
だからこそ彼らの物語はカッコいいし、ゲームでありながら胸を打つ。
翻って、私自身。
私は何を信じ、何に命を懸けているのか。
拠り所がないからこそ、来る日も来る日も不満と焦りに駆られているのではないか。
いつまでも旧友との交際に依存するのは、相手にとっても良くないことです。
でも、恋愛・結婚・子育てみたいな王道のルートを目指そうというモチベは湧かない。
意欲的に新しいコミュニティを見つけに行く勇気もありません。
21世紀に育った私に、信じる神などいるはずもありません。
幻想郷やトレセン学園には女神がいるけれど、盲目的に愛を捧げる真のオタクになるのは難しい。
それじゃあ残るは「もの」か……ゲームはやっぱり好きだな。
でも、昨年の夏にプレイしたタイトルはあんなに感動したのに、今年はどうにも身が入らない。所詮その程度の魔力なのかもしれない。
あとはマクドルかな。マクドルを食べることはすなわち幸せを食べること。
う~ん、しかし最近は自分の体調に自信が無くて、以前ほど食の喜びを感じられなくなっているかも。
いろいろ考えてみたけれど、立派なものは何も思いつかず。
拠り所を失った人間の最後の砦となるはずの「信念」も、見当たらないのでした。
ちと眠たいのよね。今日は書きたいネタもなかったのでこの辺で。
明日、立派な信念が突然芽生える可能性にかけて。