978日目 マヨビーム哀歌

 

どお~~~~~~~~~して。ンなあ~~~~~~~~~~~~~ぜ。

カップ焼きそばが食べられなくなってしまった。

もとより体への負荷が強い食べ物とは体感的に知っていた。夜遅くに食べるとニキビができるし、翌日はお腹の調子が良くない。

ンけれども、カップ焼きそばというのはひとつの典型的なロマンであり、また愛すべき友人でもあって、ふとした瞬間に食べたくなってはカゴにがらがらと放り込む、そういう関係性がしばらく続くものだと思っていた。

それが、食べられない。受け付けない。無理をしながら食べ終えて「二度とは……」とうめく。

なんだ。歳か。歳なのか。口では「もう歳でさあ!」と言いつつ、心では「言うて若い若い」と調子をこいている、あの定番の冗談が、ついに現実になったのか。

ラーメンからじゃ、ないのか。まずカップ焼きそばなのか。あっても無くても良いような外食じゃなく、愛すべき夜の軽食から奪っていくのか。

ペヤング大盛りが苦しいのは分かる。UFO爆盛りだって別に食えなくて構わない。だが、一平ちゃんを。一平ちゃんまでも俺から奪うのか。瞬く間にすべてを。

ンなぜ。

飲ませてください。