よくいるじゃないですか、あの。
自分の作品の宣伝に「小6」とか「〇〇(精神病の名前)」とか付けてアピールするやつ。プロフ文に列挙されてるときもある。
あれって「僕は若いのに/病気だけどすごいもの作れるんだよね~! ほめて!!」ってな厭らしい特別意識が見え隠れしてて、嫌なんですよ。俺はイヤ。
そういうアピールとか別にいいからさ、シンプルに作品のクオリティで勝負しなさいよ。良い作品なら自然と褒め言葉が集まるし、若さへの称賛も勝手に湧き起こります。それは受け手の人々が判断してやることです。自分から乞食しようとすな。
てかそもそも、作品の内容そっちのけで自分自身の属性をアピールする奴なんて、どうせ大したモン作れねえだろ。「小6が作った〇〇」とかいう、承認欲が見え透いたタイトルの作品に、名作なんてあるわけない。調子に乗んな。小6のガキが!
…………
おい! 小6!
お前、これガチで面白すぎるだろ!! 文句なしの名作じゃねーか!!
小坊ばなれした制作技術。物語構成のワクワク感。そして、オチまでも秀逸!
俺は普通に爆笑した。本当に。
っあ~~~~。舐めてたわ。コイツすごいわ。ホンモンだ。
というか、最近のガキはレベルが高すぎるわ。ゲーム然りアプリ然り、ものづくりの英才教育を受けている奴が多すぎる。すごい時代になった。偉いわ。
ああ。俺の完敗だ。最高だった。握手を求めさせてくれ。
待てよ。じゃあ、こんなに良いモン作れるなら「小6が作った〇〇」なんて厭らしい名前で媚びなくたっていいのでは?
いや、差別化か。素人コンテンツが溢れる、この大インターネット世紀。アピールに使える特性があるなら、それを使わない手はないもんな。いやはや。
でも、俺は認めないからな! 若さアピールと、病気アピール。
……認めようが認めまいが、未来のクリエイターの輝かしい活躍は定められているし、ただ俺という老害が負け組として消えていくだけの話なんだがな。