157日目 こんなに気持ちよく中指が立つ日も珍しい


あんまり快い文章になる気がしません。自分の心だけで精一杯の人は、どうかそのままタブを閉じてください。


さて、バイトを辞めると決めたからには、出張も今日が最後。ラストぐらいはビビらず強気で行こうと、ケツイをみなぎらせて出勤しました。

しかし……甘かった。こんなにストレスを溜めて帰路についたことはありません。馴染みの上司が一緒に出張していたのが、大きな誤算でした。


上司はたいへん明るく、教育熱心な人。たいへんデリカシーに欠ける、押し付けがましい中年のおっさんです。

自分のことを人格者・教育者だと思っていて、見当違いな熱血アドバイスばかりする。目の前にいる部下がやる気に満ち溢れていると信じて疑わない。

「お客さんに話しかける勇気が出ないのかもしれないけど、まずは些細な話題でもいいから投げかけてみよう!」「飲み物飲まなければトイレ行かなくて済むでしょ? 将来のお仕事で困らないように、自分の習慣を変えていこう!」「この店を仕切れるくらいになるまで、一緒に成長していこうな!」「今度俺が非番の日に、一緒に客として打ちに行こうぜ! そしたら自信がつくはずだ!」


うるせ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!

俺は!! 辞めるつもりで来てんだよ!!!!

自信がないから突っ立ってるんじゃねえ!! やる気がないから自主的に突っ立ってんだ!!!!

熱血指導もスキンシップも、全部全部ダル絡みでしかねえんじゃ!!!! てかギャグおもんな!! 

倍くらい歳の差があるおっさんとサシでお出かけしたい奴、いるわけねえだろ!!!!


ふう〜〜〜〜〜〜〜〜。すみません。

通勤時間含め実質10時間拘束で腹が立っていて、苛立ちを書き殴らずにはいられませんでした。「一緒に帰ろうぜ! いい席乗せてやるよ!」を適当にあしらって、一人でエコノミーな席を確保して、スマホをぽちぽちしております。

かつてこんなにも、熱意のある人に不満が募ったことは無いかもしれません。いや、熱心であること自体が悪い訳じゃない。相手の考えていることを勝手に決めつけて、情熱を押し付けようとするのが問題なんだ。

挙句「俺の店から来てるバイト生は立派だなあ」とか吹聴し始めたり。あんなあ、てめえのご自慢のバイト生くんは、熱意を持って自主的に働いているわけじゃないし、二度とここには来ないつもりだぞ。


なるべく穏便に、ちゃんとカネを貰ってから辞めたければ、この怒りをそのまま即座に上司にぶつける訳にはいかない。今日はよくぞ我慢したと思います。

今月後半は大学の試験、来月いっぱいは帰省(ウソ)を理由にシフトを回避。月末に頃合いを見て、伝家の宝刀「学業に集中するため」で退職を切り出そうと思います。……いや、正直言うと今すぐ辞めてしまいたんだけどね。まあ、しっかり振込日まで見届けるかどうかは、知り合いとも相談しながら決めるつもり。


ごめんよ、俺を育て上げようとしてくれた上司クン。俺はもう、120%退職の意向を固めてしまいました。不憫だなあと思って20%くらい決断が鈍ったので、足し引きして100%のケツイです。


変だな、今夜は全く自分を責める気にならねえ。Lチキ買うか!