東京メトロには半蔵門線という路線がある。テーマカラーの紫色に(Z)のロゴがカッコいい、皇居の北を東西に通り抜ける路線だ。
……だが、ちょっと考えてみてほしい。半蔵門線は、本当に半蔵門駅が主役だろうか。「半蔵門」と聞いて、即座に路線のイメージができる人がどれくらいいるだろうか?
「名は体を表す」とも言う。逆に言えば、「名」に選ばれるべきは、最も「体」のある駅——すわなち、もっとも乗降客数の多い駅ではないだろうか。
そこで、統計情報リサーチを参考に、半蔵門線で最も乗降客数が多い駅を調べてみた。
乗降客数1位:大手町
大手町! これはなるほど納得だ。代表的なビジネス街で、ピンとくる人も多いだろう。今度からは半蔵門線ではなく、大手町線と呼ぼうではないか。
せっかくなので、他の路線も調べてみよう。
東京メトロ銀座線(G)
乗降客数1位:銀座
東京メトロ丸の内線(M)
乗降客数1位:池袋
よし、よし。なかなか悪くない。今日を以て、丸の内線は池袋線に改名するものとする。
この調子で、東京メトロ+都営地下鉄の計13路線を全部見ていこう!
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結果が出たようだ。
都営三田線(I)→ 都営神保町線(J)
いかがだろうか。かなり素晴らしい提言になったと思う。さっそく明日、東京都に持ち込んでみよう。