572日目 汚い話が嫌いな人は回れ右。

 

世の人々は面白がって連呼するが、僕にとってはかなり不快な単語がある。それは、人間の下の穴の……いや、前ではなく、後ろの穴の方面と関わりが深いアレである。

元の意味が形骸化している「クソゲー」「クソつまんねえ」などの言葉を選んでくれれば全然構わないのに、どうしてか一定数の人々は「マジで○○○」「○○○ゲーミング」という風に嬉々として○○○を連発する。副詞ならまだしも、原義の名詞としてジョークに用いられることすらあるので厄介だ。食事中に見ている動画の中で、急に下ネタの応酬が始まった時などはもうサイアクである。

どうしてそこまでその単語を嫌うかと言えば、それはもちろん原義の物体の物理的・精神的不快を思い出させるからだ。つまり、当然ながら実物はもっと嫌いである。

僕はかつて学食のダクト掃除なんかもやっていたから、決して潔癖症というわけではない。だが、どうも穴ある方面の「浄/不浄」だけは気になって仕方がないらしい。賃貸は他のどんな条件を捨ててでも風呂トイレ別にする(体を清める行為と汚れを排出する行為を同じ空間でやるなんて衛生的に理解できない)。自分のことだって不快なのに、ましてや他人の粗相の世話なんてまっぴらごめんであるから、ペットや赤子の類と共同生活する予定は無い。

体調を崩しがちなのでよく公衆施設の世話になるのだが、その後に及んでも選り好みをする。どのみち不浄の場であっても、なるべくキレイで浄の方面に傾いた施設を使いたいから、わざわざ遠回りしてまで新しめの駅や建物に寄ったりするのだ。まあ、それくらい僕は菊花賞方面を嫌悪しているという話だ。

 

 

だが、今日に限っては汚い話になることを許してほしい。

僕も嫌なのだが、これだけは言っておかなければならないのである。

 

コホン。

 

 

 

 

快適なウンコがしたければ、ヤクルトやヨーグルトではなく小鉢の多い定食屋を愛せ!

 

 

 

以上!