304日目 シン・ウルトラマン、私の好きな映画です

 

 

シン・ウルトラマンを観てきました。それはもう、唐突に。

とてもカッコいい、ぐっと「来る」映画でしたよ。普段あまり映画を見ないのもあって、非常に衝撃を受けました。個人的ベストムービーと言ってもいいくらいのお気に入りです。

 

(以下、ネタバレはありません。ちなみに、一度書いた下書きがぶっ飛んだので、内容丸ごと書き直しです)

 

そもそもウルトラマンというのは特撮のヒーローで、私にとっては子供向けの印象が強かったわけなのですが……全然、そんなことはありませんでした。シン・ウルトラマンは、決してチャンバラなどではない、想像上のヒーローとリアルな人間社会との融合が目指された作品です。

原作にも(たぶん)人類による特殊部隊的な奴があるんですが、シン・ウルトラマンではそれを日本政府の下部組織のひとつとして捉え、関係省庁を含めた生々しい政治的バックグラウンドが作り上げられていました。説得力がすごいのよ。

当然ながら、自衛隊などの軍事的要素も出てきます。どんな推測のもと、どんな作戦を立てて、いざ発射! みたいな。メタルギアなどの軍事ネタが好きな私にとって、かなりわくわくするポイントです。

 

映像技術も凄かったです。おそらく実写とCGとの合成だと思うのですが、山林を、集落を破壊する怪獣たちのリアルな迫力、その恐ろしさといったら。

一方、ウルトラマンの方は妙にコミカルな動きで、のっぺりとした質感があるというか、わざと「異物感」を出していたというか。このへんは逆に、現実っぽさと空想っぽさを両方表現しようとしている感じで、それはそれで好きでした。

 

ところで、ネットの反応を見ていると、シンウルは難解だ、という意見がよく聞かれます。これは実際その通りで、真剣に深い深い考察をしようと思ったら、きっと大変な理解度が要求されるんだろうなあと思います。

ただし、ぽけ~っと見たら意味不明なのか? と問われたら、断じてそんなことはありません。前情報ナシでまっさらな私の心に映ったものは、人類を守るために戦うウルトラマンの純粋なロマンと、彼が抱く強い思いへの感動でした。そういう意味では決して難解などではなく、むしろ誰もが真っすぐに楽しめる作品なんじゃないかと思います。

 

語りたいことはいろいろあります。例えば、ウルトラマンの役者さんはくちびるが印象的で、これ以上ないハマり役だね、とか。宇宙的スケールの異形、ここに庵野さんのセンスが詰まってるなあ、とかね。

う~んでも、あんまり列挙してもとりとめのない感じになってしまいそうだし、オマケにくっそ眠いので、感想はこのへんにしておこうかな。

 

最後に、こんな映画素人の感想文を読むよりも、遥かに魅力が伝わる動画があるので、そちらを貼って終わります。ものの1分半くらいで終わるので、ぜひ見てみてね。

シン・ウルトラマン、私の好きな映画です。

 

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