目が覚めたらもうお昼前。特に予定もないのでごろごろ。
お腹が空いたなと思った頃には、既にお昼過ぎでした。ダメだね😮🎶
半袖短パンにサンダル、ベージュのワークキャップを被って、炎天下をてくてく歩いていきます。
馴染みのスーパーの入口をくぐると、何やら売り場が騒がしい。
すげ~むさ苦しいポップ。チカラが入りまくってるおっちゃんの顔。
「愛が強すぎて たくさん発注 しちゃいました^^」とのこと。
一体なにを売り出してるってんだ。
あ~、なるほどね! 応援セールなわけね。
阪神タイガースは今年、若手選手と外国人助っ人の活躍が光り、開幕戦から長らくセ・リーグのトップを独走してきました。
しかし、夏場にかけて徐々に失速していき、今週頭についに一位の座を明け渡してしまったんですね。
そりゃあ熱狂的なファンの店員さんなら必死になるのも頷ける話です。
お客さんたちもファンが多いのか、誰も彼もが売り場で立ち止まっていました。
もともと人気球団である阪神タイガースですが、ここまで盛り上がっているのはなかなか見ない光景。
というのも、タイガースが優勝争いの本命になること自体が珍しいのです。
せっかくなのでデータをば。セ・リーグ6球団の直近の成績を見てみましょう。
セ・リーグ | 本拠地 | 優勝回数(15年間) | 平均順位(15年間) | 平均順位(5年間) |
---|---|---|---|---|
巨人 | 東京 | 8 | 1.9 | 2.2 |
中日 | 愛知 | 3 | 3.3 | 4.8 |
広島 | 広島 | 3 | 3.7 | 2.4 |
ヤクルト | 東京 | 1 | 4.3 | 5.0 |
阪神 | 大阪・兵庫 | 0 | 3.1 | 3.4 |
DeNA | 神奈川 | 0 | 4.8 | 3.2 |
ご覧の通り、阪神はここ15年間ずっとリーグ優勝から遠ざかっています。
15年間の平均順位では2番手に位置付けているので、実力的には上位球団といっても差し支えありません。
しかし、中日や広島には「黄金時代」と呼ばれる強い時期があったのに対し、阪神はいつも善戦止まりなので、なかなか頂点に立つことができないのです(15年間の平均と5年間の平均がほとんど変わらないのも頷けます)。
スポーツの醍醐味はやはり一位を取ること。若手が揃ってきて未来の展望が見え始めたいま、阪神タイガースは悲願へ向けて選手もファンも熱い思いを滾らせているというわけです。
オマケになりますが、もうひとつのリーグであるパ・リーグの成績も見てみましょう。
パ・リーグ | 本拠地 | 優勝回数(15年間) | 平均順位(15年間) | 平均順位(5年間) |
---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 福岡 | 6 | 2.3 | 1.6 |
日本ハム | 北海道 | 5 | 2.9 | 3.8 |
西武 | 埼玉 | 3 | 2.7 | 2.2 |
楽天 | 宮城 | 1 | 4.4 | 4.2 |
ロッテ | 千葉 | 0 | 3.9 | 4.0 |
オリックス | 大阪 | 0 | 4.8 | 5.2 |
オリックス・バファローズは阪神と同じ関西の球団ですが、こちらは明確に下位球団という立ち位置。
ファンの人数でも、歴史と伝統のある阪神に大きく水をあけられているのでした。
ただし、今年はルーキーの活躍もあってトップ争いに加わっています。阪神と共に、これから関西の球団はますます盛り上がりを見せていくに違いありません。
(なお、オリックスに限らずパ・リーグの球団は地方に散らばっているためファンが少ない。セ・リーグは三大都市圏に固まっており、歴史も長いため「人気のセ」と呼ばれる。
パ・リーグの方は「実力のパ」と呼ばれており、セ球団とパ球団の対戦成績を見ると明らかにパが勝ち越している。このためパのソフトバンクホークスが12球団中最強として扱われることが多い)
余談ですが、こういうデータとか見るのってすごく楽しいですよね。
データというか、さまざまに特色がある不均等なチーム同士の争いそのものが面白い。
近年どのように変化しているかとか、指標から導き出される各チームの補強ポイントとか、見ていて飽きることがない。
「強豪」「弱小」が明確にあるからこそ、そこにドラマが生まれる。
いろいろと情報を調べながら、案外自分って分析好きなんだなあと思ったりします(マニアの情報を後追いしてるだけなんだけどね)。
応援の気持ちでふたつだけカゴに入れました。
特に贔屓球団というわけではないけれど、上昇の機運が高まっているチームにあやかりたい思いもあって。
(味は普通のカレーパンでした)