1702. ことば戯れ

 

博士後期課程の人を「院生」と呼ぶか、でちょっとした諍いになった。

彼は「ドクターは院生ではない」と言う。私はすぐさま「院生だろ」と切り返した。マスターだろうがドクターだろうが、大学院の学生なんだから「院生」だ。

「まあ定義上はそうだが」と彼は続ける。「しかし一般的にドクターのことを院生とは呼ばないだろう」。なんだ、それは一体どこの世間の常識だ。お前の中だけの「一般」じゃないのか。

彼はなおも粘る。「君が学生のとき、ドクターのことを院生とは呼ばなかったろう」。それはもちろんそうだ。研究室の狭い世間で、偉大な先輩と自分とを「院生」で一括りにする機会はなかった。けれども「呼ぶ機会がない」からといって「呼ぶことが誤っている」わけではない。仮に「この先輩は院生ですか」と尋ねられたら「まあそりゃ、院生ですね」と答えただろう。

「本当にか?」彼は頭では納得しながらも、彼の観念に照らして腑落ちしない様子で、形ばかり白旗を振っても良いものか考えている。そのうちにウェイターがやって来た。我々は停戦した。

 

っていう一幕にふさわしいカップリングありませんかね??✨✨誰か続き書いてください!!!🙏🙏🫪🫪🫪