204日目 「無」をひとり抱えて

 

ひとり暮らし特有の「無」が、私のもとに帰ってきました。

昼過ぎに起きて二度寝して、夕方まで布団の中に籠ってツイッター。暗くなってから起き上がり、つまらん動画を垂れ流しながら無意味な暴食。さしてやりたい訳でもないゲームを起動し、面白くもないレベリングに何時間も費やす。全てが「無」のままに過ぎ去って、気がつけば日を回っています。話し相手・遊び相手がいないだけで、こんなにも日常から刺激が消え失せ、生に価値を感じられなくなるんだなあ。

いつもならば「有」を求めて、これからいそいそとコンビニに繰り出すところです。……しかし、今日はそれをしません。これ以上何も食べず、何をするでもなく、さっさと寝てしまった方がいいような気がする。そのままの「無」を受け入れることで「無」に抵抗するのです。

ストンと入眠することができれば、私の勝ちです。暗闇の重圧に圧し潰されてしまったときは……そのときは、敗北を噛みしめながらタイムラインの道端に腰を下ろすでしょう。