421日目 いま一度、妖狐×僕SS を読む

 

ついに買い戻したぞ!!

妖狐×僕SSいぬぼくシークレットサービス !!

 

全11巻、いずれもヴィヴィッドでフェティッシュ!!

こないだBOOK OFFをうろちょろしていた時、あるマンガを目にしてハッと思い出したんです。
遡ること4年前。地元の高校を卒業して上京することが決まった私は、それまでコツコツ貯めていたマンガの類を断捨離することにしました。ダンジョン飯メイドインアビスなど、いずれも引っ越しの邪魔になるだろうということで。

けれど、それらの中にひとつだけ、格別に記憶に残るタイトルがあった。心の奥底で「あれだけは売っぱらうべきじゃなかった」と後悔している作品が、たったひとつ。

 

それがこの、妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービスです(以下いぬぼく)。

 

このたび全巻まとめて買い直しましたが、もう感無量です。まず表紙からイイ。美男と美少女のセットに間違いナシ。絶対領域に勝るものナシとはよく言ったものです。

今日はさっそく3巻ほど読んで「やっぱ面白いねェ~」と唸っておりました。んで、せっかくですから今日は、皆さんにもいぬぼくを紹介したいと思うわけです。

 

ただ、コンテンツの洪水に呑みこまれざるを得ないこの新時代。「とにかく前情報ナシで読んでみて!」という言葉をかけたところで、興味を持ってくれる人はおそらく一人ぽっちも居やしないでしょう。

ですから今日は、ネタバレを覚悟で行かせてもらいます。「どんなところが良いのか」という核心にしっかり触れたいと思います。もちろん、多少のネタバレでつまらなくなるような作品ではないからこそ詳細を明かすわけですが……もし、パッケージにビビッと来て「もう買うからな、俺は!!」になっている人がいたら、ここですぐに引き返してくださいね。完全初見の方が、より大きな衝撃を感じられるでしょうから!

 

名家のご令嬢・凜々蝶様と、執事の御狐神くんとのラブコメロマンス

さて。

むっちり太ももがチャームポイントの女子高生、凜々蝶(りりちよ)。シニカルなご令嬢でありどこか心に壁を作っているらしき彼女が、実家を出て厳重なセキュリティつきの超高級マンションに引っ越してくるところから、物語は始まります。

厳重なセキュリティとは、住民にマンツーマンで仕えるSS——シークレットサービス(=執事)のこと。凜々蝶に仕えるSSとして出迎えたのは、犬のように従順な高身長白髪イケメン、御狐神(みけつかみ)くんでした。

病的なほどに献身的な奉仕を行う御狐神くんに対して、凜々蝶は困惑し拒絶しようとします。けれども、他の住人たちを巻き込みながらさまざまな出来事を乗り越えていくうちに、凜々蝶の心のわだかまりはだんだんと解け、御狐神くんへ好意を募らせていきます。やがて二人は惹かれ合い、両想いとなって……。というように、心温まるラブコメロマンスが展開されていくのです。

 

個性豊かな住人たち。軽快なギャグシーンがたくさんあって飽きないぞ!

ところで、凜々蝶にも御狐神くんにも、このマンションの全ての住人にはある大きな秘密があります。それは……。

なんと、普通の人間ではなく、妖怪の生まれ変わりなのです。

彼女らの生まれはいずれも名家で、かつて人と妖とが交わった血筋なのです。その中でも凜々蝶たちは、特に色濃く妖怪の血を受け継いだ子孫。——というより、ほぼほぼ先祖の生まれ変わり。

半妖として生まれ純粋な妖怪たちから命を狙われている彼女らが、互いを助け合うために作り出したシステム。それがこのマンションだというわけ。

 

サ~~~~~~ビスシーン!(さけるチーズのCMソングに合わせて)

ご覧ください。凜々蝶は「白鬼院家」の生まれなので、その真の姿は角の生えた鬼。他の住人たちもそれぞれ妖の姿を持っており、しばしば夜の闇に戦うのです。例えば、御狐神くんは名前の通り、九尾の化け狐である……というように。

 

あ、そうだ。ここでもう一回、上の画像を見てもらってもいいですか(特に右の2コマ)。

め^~~~~~~~っちゃエッチじゃないですか!?

いぬぼくにはこんな感じで、フェティッシュでエロティックなコマがバンバン出てきます。なんせ、凜々蝶ちゃんがあまりにもむっちりスレンダー美少女(矛盾)すぎるものですから。

あ、こんなのも!? いやァ~、いいんですか! ありがてぇ~。

 

以上! まとめ!

いぬぼくは「笑えて」「心が温まって」そのうえ「体もアツくなる」ラブコメロマンスなのです!

良かったね😄

 

 

 

 

 

 

 

ドキッ  ……と、しましたでしょうか。

 

優しい物語がこの先もずっと続くかに思われた、ある瞬間。穏やかに回っていた歯車が一瞬にして狂い、ここから物語はシリアスへと急展開していきます。

残酷な悲劇の背後にあるのは、彼女たちの特異な生まれに定められた運命。大胆に隠されていた見事な伏線。巡り巡る、絶望だけが待ち受ける世界。

苦しみ足掻く彼らはやがて、さまざまな驚愕の真実に負けじと抗い、この悲劇を終わらせるための凄まじい戦いの中へと身を投じていくのです。

しかし、凜々蝶は……。深く傷ついた凜々蝶は、目を背けたくなるような現実に、耐えることができるのでしょうか。

 

彼女は乗り越えられるだろうか。大好きだった彼の、 を。

 

 

これはあなたに、希望のかがり火を灯しながら読んでほしい物語——。

妖狐×僕SSいぬぼくシークレットサービス (ええいややこしい)、全11巻。コミックサイトや中古でもいいので、ぜひお楽しみください。

私も今から最後まで読み直して、数年越しの感動に浸ってきますね。

 

 

 

 

(おまけ)

衝動買いしちゃった! かわヨ~!!(なおシャドバはミリしら)